ドロドロ胆汁は肝臓の湿熱?犬の胆泥症におススメの和漢サプリ

動物病院の検診で「胆泥症(たんでいしょう)」と診断されたり、「ALPやALTの数値が高い」と指摘されたことはありませんか?

胆泥症は、漢方では、“湿熱(しつねつ)”という状態や胆汁を生成している肝臓の働きの低下が関係していると考えます。

本記事では、犬の胆泥症が起こる理由や肝機能の数値の意味、そして東洋医学の知恵を取り入れた100%和漢サプリ、食事法などの東洋医学的対策までを分かりやすく解説します。

犬の胆泥症とは?

犬の胆泥症(たんでいしょう)とは、胆のうの中に泥状になった胆汁がたまる疾患です。

胆のうは、肝臓で作られた胆汁を一時的にためる袋のような臓器です。胆汁は、脂肪分を消化・吸収しやすいように乳化したり、脂溶性ビタミンの吸収を助ける働きがあります。脂肪分のある食事をすると、ホルモンの刺激を受けた胆のうが収縮することで、胆汁は総胆管を通って十二指腸に運ばれます。

胆のうに蓄えられた胆汁は、元々はサラサラした液体ですが、脂質異常や内分泌異常、細菌感染や肝炎などで胆のうに炎症がおこるなどが原因となり、胆汁が濃く粘り気を持ち、胆嚢の中で流れが悪くなり、泥のように停滞してしまいます。これが胆泥症です。

診断

犬の胆泥症の診断には、腹部超音波検査(エコー検査)が有用です。

また、血液検査での肝酵素(ALT・ALP・GGT)上昇やビリルビン値の変動を評価し、胆汁うっ滞や肝胆道系疾患との関連を調べます。

胆泥症の症状

胆泥症は、軽症や初期には症状が少ないことも多く、健康診断や血液検査などで偶然発見されるケースもあります。

胆泥の動きがあり、血液検査で問題が無ければ食事療法や運動などの生活習慣の見直しのみで経過観察することが多いです。

しかし、病状が進行すると胆のう炎や膵炎、肝炎、腸炎などが併発し、発熱、嘔吐、黄疸(白目や皮膚が黄色くなる)、お腹が腫れたり痛む、白い便が出る(脂肪便)、下痢、ぐったりして元気がない、などの症状が出ることがあります。また、胆のう粘液嚢腫へ移行したり、胆のうが破裂すると腹膜炎を起こし重篤な状態になる危険性があります。

特にシニア期に入る7歳以上の中高齢の犬で発生が多く、高脂血症に併発することもあることから、肥満がある、脂肪分の多い食事が多い、肝臓の数値が高いなどの場合は注意が必要です。

胆汁と肝臓の関係|ドロドロ胆汁ができる理由

胆泥症を考える時、胆のうだけでなく「肝臓の働き」を理解することがとても大切です。

肝臓には、大きく分けて3つの重要な働きがあります。

① 血液の掃除・解毒

肝臓には、血液の解毒やコレステロール・脂質を含む栄養の代謝を行っています。

この解毒機能が低下すると、アンモニアの分解がうまくいかず、体がアルカリ性に傾きやすくなります。その結果、ストルバイト(リン酸マグネシウムアンモニウム)結石ができやすくなることもあります。

また、血液の掃除や栄養の代謝が上手くいかないと老廃物が体に溜まり、それらが痒みや皮膚炎、湿疹の原因になることがあります。

② 胆汁の生成

胆汁は肝臓で作られ、胆のうにためられます。

肝臓の働きが悪くなると、胆汁の質が悪くなり、粘り気が強くなります。すると、胆汁が胆のうの中で滞り、胆泥症へつながります。また、胆泥が胆のう粘膜を刺激することで胆のう粘膜嚢腫になる危険性もあります。

③ ストレス代謝と自律神経の調節

肝臓は、ストレス代謝や自律神経のバランスにも関係しています。

肝臓の働きが低下すると、ストレスをうまく代謝できず、興奮しやすい、不安が強い、落ち着かない、てんかん発作が起こりやすい、などの症状が出ることがあります。

そのため、胆泥症をもっているワンちゃんでは、肝臓の働きが悪いためにこのような症状を併発していることもあります。

AST・ALT・ALPとは?胆泥症で上がりやすい数値

ワンちゃんの胆泥症では、血液検査の数値にも変化が現れます。

特に重要なのが、AST、ALT、ALP、GGTです。

上がりやすい、ALP

ALPは、肝臓、胆道、骨、腸、腎臓など様々な臓器に含まれ、胆汁とともに排泄されます。胆泥によって胆汁の流れが悪くなると、胆管へ圧力がかかり、ALPが血液中へ漏れ出します。

ALPが高い=胆汁の流れが悪くなっている可能性が考えられます。

また、副腎皮質機能亢進症やステロイドを服用中でも上がりやすくなります。

ALT・ASTは肝臓への負担を示す

ALTは肝臓のみ、ASTは肝臓・腎臓・心筋・骨格筋の細胞にある酵素です。

胆泥によって胆汁がうっ滞したり、炎症が胆のうから肝臓へ波及したりすると、肝細胞がダメージを受け、ALTやASTが上昇します。

GGTも重要な確認項目

獣医さんはALPとあわせて、GGTも確認することがあります。

GGTも胆道系トラブルを示す数値で、胆汁の停滞や胆道の炎症を反映する重要な数値の参考です。

胆泥症では、これらの血液検査や腹部超音波検査を定期的に受けることで、重篤な状態になる前に進行に気がつくことができます。

漢方でみる胆泥症|肝臓の湿熱とは

漢方では、胆泥症のように「ドロドロ」「粘る」「滞る」状態を、“湿熱(しつねつ)”と考えます。

湿とは、体内に余分な水分や老廃物がたまった状態です。熱とは、炎症や興奮による熱感を意味します。

この湿と熱が重なることは、「肝胆湿熱(かんたんしつねつ)」と言い、解毒作用や代謝の働きをしている肝臓が熱を持ち、余分な水分が停滞することで、胆汁に粘り気がでやすくなったり、膀胱など水分の排泄をしている泌尿器に熱がこもったり、腫れ物が出来やすくなっている状態です。

特に、ALTやALPが高い、皮膚が赤くなりやすい、口臭が強い、尿が濃い、皮脂が臭う、便がベタつく、脂肪の多い食事で悪化するというような場合は、肝臓や胆の湿熱傾向が考えられる場合があります。

そのため、胆泥症ケアでは、肝臓・胆のうの熱を鎮めて肝臓の解毒・代謝などのはたらきを助け、胆汁の質を良くして流れを整えること、水分代謝を良くすることがポイントになります。

胆泥症におすすめ!100%和漢素材の「ドロとけサプリ」

ドロとけサプリ

このように、漢方では胆泥症・膀胱炎・ストルバイト結石の原因を体に溜まった「湿熱」と考えます。そこで、このような症状が気になる愛犬の毎日の健康管理・ケアに、和漢素材を取り入れるという方法もあります。

当店赤尾漢方薬局は、1909年(明治42年)創業の100年以上続く老舗の漢方薬専門店です。そして、長年の漢方臨床経験に基づき、4代目漢方薬剤師によって愛犬とペットと暮らす家族のために独自開発されたのが、犬用和漢サプリ「わんぽうやく」シリーズです。

胆泥症や、ALTやALPなどの数値が高いワンちゃんには、「ドロとけサプリ」がおすすめです。

ドロとけサプリには、胆泥症やストルバイト結石、膀胱炎が気になる愛犬を対象に、肝臓の働きを助けることや胆汁や胆石の生成を抑制すること、抗炎症、利尿作用によりストルバイト結石や膀胱炎を改善することを目的に、綿インチンや山梔子、カキドウシ、木通子、鶏内金など、8種類の和漢素材が配合されています。

また、わんぽうやくに使用しているのは、和漢素材と鹿肉(鹿肉ブレンドの場合)のみです。愛犬のため、添加物は一切使用しておりません。使用方法は、1日2回付属のスプーンでいつものご飯にかけるだけ!「食いつきが心配・・」という飼い主さんも、ご安心ください。アンケート結果では、約80%の方が「問題なく食べれた」とお声を頂いております。

それでも心配な方は、良質で香りの高い、丹波産鹿肉を使用した鹿肉ブレンドもご用意しております。愛犬のお肌のトラブルに、毎日のケアとしてお役立てください。

※サプリメントは栄養補助食品であり、治療を目的としたものではありません。


 

食事・腸内環境改善も胆泥症対策には大切

ピタッとサプリ・スルスルサプリ

胆泥症では、食事や栄養の見直しも大切です。

特に注意したいのが脂肪量です。胆汁は脂肪の消化に関係するため、高脂肪食やおやつの摂取が多いと、胆嚢や肝臓へ負担がかかることがあります。

また、胆泥症には腸内環境も関係します。胆汁は肝臓で作られ、小腸(十二指腸)で脂肪の消化吸収を助けた後、約95%が小腸末端(回腸)から再吸収されます。そして、門脈を通って再び肝臓に戻って再利用されます。

その際、再吸収されずに大腸へ送られた一部の一次胆汁酸(ウルソデオキシコール酸)は、腸内の悪玉細菌の酵素によって「二次胆汁酸(デオキシコール酸)」と変化します。これも一部は再吸収されて循環に戻ります。

その際、腸内環境が悪かったり、便秘などで再吸収される胆汁酸のうち、二次胆汁酸の割合が高くなると、胆泥や胆石が出来やすくなるといわれています。

そのため、便秘や下痢など腸内環境に不安のあるワンちゃんは、肝臓や胆のうだけでなく、腸のケアもしてあげることがおススメです。

おすすめのサプリはピタッとサプリ、スルスルサプリです。


迷ったら薬剤師にご相談ください

愛犬の胆泥症や肝臓数値で悩む飼い主様は少なくありません。

「ALPが高いと言われた」
「手術になる前にケアしたい」
「食事やサプリを見直したい」

そんな時は、一人で悩まずご相談ください。

同じ胆泥症でも、年齢や体質、食事内容、使用中の薬、胆泥の状態などによって必要なケアは異なります。

当薬局では、検査数値や症状、食事内容を確認しながら、愛犬に合ったケア方法をご提案しています。大切な家族であるワンちゃんが、少しでも元気に穏やかに過ごせるように。胆泥症や肝臓数値、結石、膀胱炎などでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

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赤尾 征樹

監修者プロフィール

株式会社ヘルシーライフ

代表取締役 赤尾 征樹(薬剤師)

創業明治42年、100年以上続く老舗「赤尾漢方薬局」4代目として、約20年にわたり漢方相談に携わる。 長年培った漢方理論に基づき、自らの愛犬やペットと暮らす家族のために、2024年に犬の体質に合わせた和漢サプリ「わんぽうやく」を開発・販売。現在は16種類を展開している。